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香道の世界(増上寺宝物展示室) The World of KODO (Zojoji Treasure Exhibition Room)



香道については、これまで興味がありながら、なかなか知る機内には恵まれなかった。

増上寺の宝物展示室で、志野流の香道についての展示を見て、その一端を知ることができた。

志野家は、室町時代の足利義政の同朋衆であったが、それ以降、香道を主な営みとした。

江戸時代になると、徳川家に保護されて、幕末まで一貫して武家の香道の本道だったという。

展示会場には、志野家歴代の肖像や書状、蘭奢侍伝書などの香道についての貴重な資料、江戸時代に実際に使われていた道具類、そして実際の香木や六十一種の名香などが展示されていた。

特に、六十一種の名香が展示されていた小さな部屋には、芳しい香の匂いが充満していて、そこだけ別世界のようだった。

また、柿右衛門などの美しい香炉や、色々な布地で作られた色鮮やかな香包みなどは、美しい美術工芸品であり、とても見応えのある展示内容だった。

I've always been interested in Kodo, but I haven't had the chance to learn about it.

In the treasure exhibition room of Zojoji, I saw an exhibition about the Shino school of incense, and was able to get a glimpse of it.

The Shino family was a member of Yoshimasa Ashikaga's family during the Muromachi period.

In the Edo period, it was protected by the Tokugawa family, and until the end of the Tokugawa shogunate, it was consistently the main way of samurai incense.

In the exhibition hall, there are portraits and letters of successive generations of the Shino family, valuable materials related to incense, such as Ranjujidensho, tools that were actually used in the Edo period, and actual incense trees and 61 kinds of famous incense. was on display.

In particular, the small room where sixty kinds of famous incense were exhibited was filled with the scent of fragrant incense, and that alone seemed like another world.

In addition, beautiful incense burners such as Kakiemon, and colorful incense wraps made of various fabrics are beautiful arts and crafts, and the contents of the exhibition were very worth seeing.







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