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川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり(東京オペラシティ アートギャラリー) Rinko Kawauchi M/E (Tokyo Opera City Art Gallery)

 

川内倫子の写真は、以前に東京都写真美術館で行われた何かの展覧会で、何点かだけ見たことがあったように記憶している。

まとまった数の作品を見るのはこれが初めてだった。

展示の中心は、M/Eという新作のシリーズで、アイスランドで撮影した風景写真や、新型コロナの感染が広がっている期間に自宅の周辺を撮影した写真で構成されている。

他に映像作品もあったが、単に写真を並べて展示するだけでなく、展示スペースのレイアウトを細かく区切ったり、アイスランドをイメージした白い布のトンネルの中に作品を展示するなど、会場設定が工夫されていて、その空間構成も楽しめた。

川内倫子の写真は、決して何か珍しいものや、これ見よがしの美しい風景などを撮っているのではないが、わざと逆光を入れたり、被写体の構図を工夫するなど、細かい部分へのこだわりが感じられた。

常設展では、若林奮、中西夏之、林孝彦の版画のシリーズ作品がとても印象的だった。

I remember seeing Rinko Kawauchi's photographs at some exhibition held at the Tokyo Metropolitan Museum of Photography before.

This was the first time I saw a large number of works.

The centerpiece of her exhibition is her new series M/E, which consists of landscape photographs taken in Iceland and around her home during the COVID-19 pandemic. there is

In addition to her video works, she did not simply display photographs side by side, but also set up the venue by dividing the layout of the exhibition space into small pieces and exhibiting the works in a tunnel of white cloth in the image of Iceland. I enjoyed the space composition also apart from photo works.

Rinko Kawauchi's photographs never capture anything unusual or show off beautiful landscapes, but she deliberately puts in backlight and devise the composition of the subject to focus on the details. I could feel the commitment.

In the permanent exhibition, a series of prints by Isamu Wakabayashi, Natsuyuki Nakanishi, and Takahiko Hayashi were very impressive.


















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