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走湯山と伊豆修験(國學院大学博物館) Shugendo in the Izu Peninsula (Kokugakuin University Museum)

 

現在の熱海の地にある伊豆山神社は、かつては走湯権現、伊豆権現と呼ばれて、修験道が盛んな東国有数の霊場だった。

『続日本紀』では、修験道の開祖である役行者は伊豆の地に流されたとされている。

そのせいか、伊豆地には数多くの修験道者が修行に励んでおり、走湯権現はそうした人々の信仰を集めていたという。

この展覧会では、伊豆地における修験道の足跡を辿る貴重な資料が展示されていた。

修験道者たちは、伊豆半島を曼荼羅に見立ててその山野を巡っていたという。

不意に、川端康成が『伊豆の踊子』で描いた伊豆の旅芸人のことを思い出した。

この展覧会から、伊豆という地に古代から現代まで続く壮大な時間の流れを感じることができた。

Izusan Shrine, located in present-day Atami, was once known as Hashiyu Gongen or Izu Gongen, and was one of the most sacred sites in the eastern part of Japan where Shugendo was popular.

In "Shoku Nihongi", it is said that En no Gyoja, the founder of Shugendo, was exiled to the land of Izu.

Perhaps because of this, many Shugendo practitioners practiced hard in Izu, and Hashiriyu Gongen is said to have attracted the faith of such people.

In this exhibition, valuable materials that trace the footsteps of Shugendo in Izu were displayed.

It is said that Shugendo practitioners used the Izu Peninsula as a mandala and traveled around the mountains and fields.

I suddenly remembered the traveling entertainers of Izu depicted by Yasunari Kawabata in The Dancer of Izu.

From this exhibition, I was able to feel the magnificent flow of time that continues from ancient times to the present in the land of Izu.














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