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最澄と天台宗のすべて(京都国立博物館) Buddhist Art of the Tendai School (Kyoto National Museum)

 

東京から始まった、最澄と天台宗について紹介する展覧会。

九州での開催を終えて、最後の開催地となる京都展が始まった。

この展覧会の展示品は、開催する地域の特徴を取り入れて、各会場でかなり異なっている。

この京都は天台宗の総本山である延暦寺がある。自然と、その延暦寺からの出品が多かった。

東京展に足を運んだのは、昨年の10月だった。そのおよそ6ヶ月後に、この京都展も訪れることができた。

京都展にだけ出品された展示の中で、記憶に残ったものを紹介していこう。

An exhibition that introduces Saicho and the Tendai sect, which started in Tokyo.

After the event in Kyushu, the final venue, the Kyoto exhibition, has begun.

The exhibits in this exhibition are quite different at each venue, incorporating the characteristics of the area in which they are held.

This Kyoto has Enryakuji Temple, the head temple of the Tendai sect. Naturally, there were many exhibits from the Enryakuji Temple.

I went to the Tokyo exhibition last October. About 6 months later, I was able to visit this Kyoto exhibition as well.

Here are some of the exhibits that were exhibited only at the Kyoto exhibition that were memorable.






平安時代に書かれた叡山大師伝。最澄の生涯を描く本の中で、必ずと言って紹介される重要な文献で、それを目の前にして、大袈裟でなく少し身震いがした。

七条刺納袈裟は、最澄が天台山で教師からもらったという袈裟。最澄がこれを手にし、着たかもしれないこの袈裟を目にすると、1200年という長い時間の流れを一気に飛び越えたように感じられた。

Enryakuji biography written in the Heian period. It is an important document that is always introduced in a book that depicts Saicho's life, and in front of it, I was a little shuddered rather than exaggerated.

The Shichijo Kasaya Kasaya is a Kasaya that Saicho received from a teacher at Mt. Tendai. When Saicho picked it up and saw this Kasaya that he might have worn, he felt like he had jumped over the long time of 1200 years.




円仁が唐を訪れた時の記録であり、当時の唐の様子を伝える歴史的な資料でもある入唐求法巡礼行記の最古の写本。ライシャワーの本を読んだことを思い出す。

鎌倉時代に描かれた、滋賀 聖衆来迎寺の六道絵。東京会場とは別な4つの絵が展示されていた。鎌倉仏教の各宗派を興した多くの宗祖たちは、延暦寺で学んだ僧たちだった。

The oldest manuscript of the Ennin's Diary of the Tang Dynasty, a record of Ennin's visit to Tang and a historical source of information about the state of Tang at that time. I remember reading Reischauer's book.

A six-way painting of Shiga Shojuraigoji Temple drawn in the Kamakura period. Four paintings different from the one in Tokyo were exhibited. Many of the founders of the Kamakura Buddhist denominations were monks who studied at Enryakuji Temple.




最澄と天台宗の歴史を紹介したこの展覧会。東京会場と、この京都会場を訪れることができた。

2つの会場での展示を通じて、これまで遠い存在だった最澄という人物のことが、少し身近に感じられるようになった。

This exhibition introduces the history of Saicho and the Tendai sect. I was able to visit the Tokyo venue and this Kyoto venue.

Through the exhibitions at the two venues, the person named Saicho, who had been far away until now, has become a little closer to me.



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