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旅スル絵画(泉屋博古館) Traveling paintings (Sen-oku Hakukokan Museum)

 

旅をテーマにして、江戸の文人絵画を展示した展覧会。

この美術館を訪れたのは、およそ2年ぶりだった。

いつもは京阪の神宮丸太町駅からタクシーを拾ってしまうが、今回は旅にまつわる展覧会ということで、駅からブラブラと熊野神社や岡崎神社を左手に見ながら、美術館まで歩いてみた。

An exhibition of Edo literary paintings with the theme of travel. 

It was the first time in about two years that I visited this museum.

I usually pick up a taxi from Jingu-Marutamachi Station in Keihan, but this time it was an exhibition related to traveling, so I walked from the station to the museum while looking at Kumano Shrine and Okazaki Shrine on my left.




展示されていた作品の多くは、この美術館のコレクションが多かったが、泉佐野市にある歴史館から何点かの作品が出品されていた。

日根対山の『熊野寒行』はそうした作品の一つだが、実際に対山が冬の時期に熊野詣でをした体験をもとに描いた絵だという。

寡聞にも日根対山のことを今回の展覧会で初めて知った。1813年に泉佐野に生まれた人物で、岡田半江に絵を学び、弟子には野口小蘋らがいるという。

この対山も参加したという、京都で行われたある書画会についての絵や書簡の展示もあった。

Most of the works on display were from the museum's collection, but some of them were exhibited at the History Museum in Izumisano City.

Hine Taizan's "Kumano Kanko" is one such work, but it is said that it is a painting based on the experience that Taizan actually had during the winter season.

I learned about Hine Taizan for the first time at this exhibition. He was born in Izumisano in 1813, studied painting under Okada Hanko, and has disciples such as Noguchi Shohin.

There was also an exhibition of paintings and letters about a calligraphy and painting event held in Kyoto, where this pair of mountains also participated.




海を越える旅という観点で、清の時代に日本の長崎を訪れて日本に南画ブームを起こした沈南蘋や、朝鮮通信使の一員として来日して谷文晁の絵を写した李義養などの作品もあった。

他にも、彭城百川、田能村竹田、浦上春琴、岡田半江、与謝蕪村、椿椿山、皆川淇園、十時梅厓、三浦梧門らの長崎三大家たちの絵も展示されていて、小規模ながら見るひとの旅心をくすぐる密度の濃い展覧会だった。

From the perspective of traveling across the sea, works such as Shen Quan, who visited Nagasaki in Japan during the Qing dynasty and caused a boom in Nanga in Japan, and Lee Yoshiyo, who came to Japan as a member of the Korean communication ambassador and copied a picture of Tani Buncho. There was also.

In addition, paintings by such as Sakaki Hyakusen, Tanomura Chikuden, Shunkin Urakami, Hanko Okada, Yosa Buson, Tsubaki Tsubakiyama, Kien Minagawa, Totoki Baigai, and Miura Gomon are also on display. It was a dense exhibition that tickled the journey of the viewer.



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