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鎌倉幕府と執権政治(國學院大學博物館) Kamakura Shogunate and Politics of Authority (Kokugakuin University Museum)

 

鎌倉時代は、京都の天皇と鎌倉の幕府が対立していたというイメージがあるが、実は幕府は天皇を支えて、貴族たちの領土などを保障し、守護との対立などを収めていたという。

この展覧会では、中世からの貴重な記録が残っているという久我家文書によって、そうした事例が紹介されていた。

貴族の荘園に対する守護職の不当行為を裁定する、初代執権の北条義時や2代目の北条泰時などの書状を目にすると、執権政治の成立当初の清廉なあり方がうかがえて、とても興味深かった。

またこの展覧会で、鳥羽天皇と美福門院の娘で、源平の戦いの中で源氏側を支援していたという八条院のことも紹介されていた。

八条院は、莫大な富を持っていたが、おおらかな性格で、兄であった後白河法皇をはじめとして多くの人に慕われていたという。

During the Kamakura period, there was an image that the emperor of Kyoto and the shogunate of Kamakura were in conflict, but in reality, the shogunate supported the emperor, guaranteed the territory of the aristocrats, and contained conflicts with the guardians.

In this exhibition, such a case was introduced by the Kuga family document that valuable records from the Middle Ages remain.

It was very interesting to see the innocence of the first politics of Hojo, such as Hojo Yoshitoki and the second Hojo Yasutoki, who ruled the unfair acts of the guardianship against the aristocratic mansion.

The exhibition also introduced Hachijo-in, the daughter of Emperor Toba and Bifumon-in, who supported the Genpei side during the Battle of Genpei.

Hachijoin had a huge fortune, but she had a laid back personality and was loved by many people, including her brother, Emperor Go-Shirakawa.



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