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中世武士団(国立歴史民俗博物館) Medieval Warrior Groups (National Museum of Japanese History)

 

中世武士団という名前から、武士たちが争う戦いなどを紹介する展覧会かと連想したが、内容はその副題”地域に生きた武家の領主”にある通り、地域を収める領主としての中世武士団を紹介するというものだった。

当時の資料が残っている、石見益田氏・肥前千葉氏・越後和田氏という3つの武士団を例に、彼らが地域の産業、他の地域との交易、そして寺社などの宗教施設をどのように収めていたかが、わかりやすいパネル展示などとともに説明されていた。

千葉氏といえば、その名の通り千葉を本拠としていたが、鎌倉幕府以降は伊賀や大隅の守護を勤め、一族で連携しながらそうした広範囲な地域を統治していた。

千葉氏の統治の様子を記した文書は、紙が当時は貴重であったために、その後日蓮宗に贈与されて僧侶たちが写経などに使用した。その結果、それらの文書は現在まで残されることになったという。

平安時代の宗教は、自然災害や飢饉などで人々が苦しむと、民衆から税を集めて大仏などの巨大施設を作ることで人々を救おうとした。

しかし鎌倉仏教では、民衆の一人一人に寄り添い、教えや念仏によって人々を救おうとした。

全体的にはやや地味な内容の展覧会だったが、これまでは知らなかった新たな知見を多く見つけることができて、学ぶところの多い展覧会だった。

From the name of the medieval samurai corps, I associated it with an exhibition that introduces the battles that the samurai fight, but the content is as the subtitle "lord of the samurai who lived in the area", the medieval samurai lord who houses the area. It was to introduce.

Taking the three samurai corps of Mr. Masuda Iwami, Mr. Chiba Hizen, and Mr. Wada Echigo, who have the materials of that time, as an example, how they deal with local industries, trade with other areas, and religious facilities such as temples and shrines. It was explained along with an easy-to-understand panel exhibition and so on.

Speaking of Mr. Chiba, as the name suggests, he was based in Chiba, but after the Kamakura Shogunate, he served as a guardian of Iga and Osumi, and governed such a wide area in cooperation with the family.

The document describing the state of Chiba's reign was given to the Nichiren sect and used by monks for sutra copying because the paper was valuable at that time. As a result, those documents have been preserved to date.

The religion of the Heian period tried to save people by collecting taxes from the people and building huge facilities such as the Great Buddha when people suffered from natural disasters and famine.

However, in Kamakura Buddhism, he tried to be close to each and every one of the people and save them by teaching and Nembutsu.

Overall, it was a rather modest exhibition, but it was an exhibition where I could find many new findings that I had never known before and learned a lot.



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