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雰囲気のかたち(東京都写真美術館) Shape of Atmosphere (Urawa Art Museum)

 

雰囲気という言葉が展覧会の名前についているが、明確に形として表すことが難しい、空気感や気配などを表現しようとした様々な作品が展示されていた。

空気を描く方法はないだろうか、という岡倉天心の言葉は、この展覧会の始まりに相応しい。

その問いに答えようとした、横山大観、菱田春草、中谷芙二子、伊庭靖子、小川芋銭、瑛九、河口龍夫、若林奮らの作品が展示されていた。

テーマはさておき、自分の好きな画家やアーティストが数多く名前を連ねているので、とにかく観ていて楽しい展覧会だった。

逆に言えば、私が好きなアーティストとは、そうした作品にすることが難しいものを表現しようとするアーティストだということになるかもしれない。

展示されている作品の中から、1点だけ撮影していいということだったので、やや迷ったが、福田尚代の少女漫画からのコラージュだという作品を選んだ。

福田の作品は、言葉や本にまつわる作品が多いイメージがあったので、そのような具象的なイメージを描いた作品に意外性を感じた。

Although the word "atmosphere" is attached to the name of the exhibition, various works were exhibited that tried to express the feeling of atmosphere and atmosphere, which is difficult to express in a clear form.

Tenshin Okakura's words, "Isn't there a way to depict the air?" are a fitting start for this exhibition.

The works of Taikan Yokoyama, Shunso Hishida, Fujiko Nakaya, Yasuko Iba, Imosen Ogawa, Q Ei, Tatsuo Kawaguchi, and Isamu Wakabayashi, who tried to answer that question, were on display.

Aside from the theme, it was a fun exhibition to watch because many of my favorite painters and artists were listed.

Conversely, my favorite artists may be those who try to express things that are difficult to make into such works.

I was a little hesitant because I was allowed to shoot only one of the works on display, but I chose a work that was a collage from Naoyo Fukuda's shoujo manga.

Fukuda's works had an image of many works related to words and books, so I felt a sense of surprise in works that depicted such concrete images.



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